二訂版 スマート介護士資格 公式テキスト For Basic & Expert

介護ロボットの詳細を学習したく本著を購入。介護ロボットに関連する経産省・厚労省の各種事業に関わっている「社会福祉法人善光会」が製作しており、理論と実践の両方を押さえた大変興味深い内容だった（★４つ）＜備忘録＞・介護ロボットは、非産業用のサービスロボットのうち、「利用者の自立支援」「介護者の負担軽減」に役立つ介護機器の事。経産省と厚労省が重点6分野13項目を定めている。・重点6分野（13項目）の詳細①移乗介助（装着、非装着）②移動支援支援（屋外、屋内、装着）③排泄支援（排泄物処理、トイレ誘導、動作支援）④見守り・コミュニケーション（施設、在宅、生活支援）⑤入浴支援⑥介護業務支援・介護ロボットの重点6分野13項目にある定義では、高齢者が1人で使えるものもしくは介護職が1人介助で使えるものが多い。・自治体の補助金に、介護ロボット導入支援事業がある。多くの自治体では導入経費の半額が補助金でカバーされる（上限30万円まで）。東京は4分の3が補助金でカバーされる（上限200万円）・補助金・助成金は、介護ロボット関連以外にもICT経費の一部を補てんする「IT導入補助金」、生産性向上の為の設備投資を行い（リフト付き特別車両など）、一定額の賃金を引き上げた場合の「業務改善助成金」、離職率低下に貢献した介護福祉機器（電動リフトなど）の導入した場合の「人材確保等支援助成金」などがある。・経産省は、介護ロボットを補助事業として、開発事業者に500万円～1億円（補助率大企業2分の１、中小3分の2）の開発補助金を出している。・厚労省は、2019年4月に「介護ロボット開発・普及推進室」を設置。・身体拘束が許容される要件：切迫性、非代替性、一時性である。・介護ロボットの評価は以下2点の視点で実施する①サービス（利用者ベネフィット）・・・各ケア×適用率②オペレーション（介護者ベネフィット）・・・業務品質（負担↓・意欲↑＋危機管理）・介護ロボットを活用した介護技術開発モデル事業では、ロボットのテストを受託した介護事業所は、1,500万円もの資金を受け取る事ができる。以上